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Mac/PC Archive
Adobe、「Flash Player 22」(22.0.0.192) 公開
- 2016-06-17 (金)
- Mac/PC

米Adobeは、Flash Playerに存在する未解決の脆弱性を悪用した攻撃を確認したとのことで、予告通りセキュリティ情報 APSB16-18 をアナウンスし、Flash Player のアップデート版をリリースしました。
5月10日(現地時間)に APSA16-02 として公開された脆弱性 CVE-2016-4117 に対する修正が含まれています。
Flash PlayerはWindows/Mac/Linux全プラットフォーム対象で、「優先度1」の至急アップデート推奨となっています。
影響を受けるバージョン:
- Adobe Flash Player Desktop Runtime (21.0.0.226)およびそれ以前 (Internet Explorer, Mozilla Firefox, Safari など)
- Adobe Flash Player for Google Chrome (21.0.0.216) およびそれ以前
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (21.0.0.213) およびそれ以前 (Windows 10)
- Adobe Flash Player for Internet Explorer 11 (21.0.0.213) およびそれ以前 (Windows 8.1)
アップデートにより、22.0.0.192 (Safariなど用NPAPI、Chromiumベースなど用PPAPI) が最新版に。
お使いのFlash Playerのバージョンは、以下Adobeサイトで確認できます。
→Adobe Flash Player:Version Information
※Google Chromeは、Google Chromeの最新版アップデート時に、内蔵されているAdobe Flash Playerが更新されます。
→Chrome Releases – Stable Channel Update (2016/06/16)
※Microsoft IE 11やMicrosoft Edgeでは、Windows Updateなどで最新の Adobe Flash Playerが更新プログラムとして提供されます。
→MS16-064 Adobe Flash Player のセキュリティ更新プログラム (3157993)
あわせて、Adobe AIR向けにもセキュリティ情報 APSB16-23 が掲載され、アップデートも実施されています。こちらはWindows版のみ。「優先度3」
▼Adobe Product Security Incident Response Team (PSIRT) Blog –
Security updates available for Adobe Flash Player (APSB16-18) and Adobe AIR (APSB16-23) (2016/06/16)
▼JPCERT/CC – Adobe Flash Player の脆弱性 (APSB16-15) に関する注意喚起 (2016/06/16更新)
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Macにも対応した国産Webブラウザー「Kinza」3.2.0 公開
- 2016-06-16 (木)
- Mac/PC

東京・日本橋のDayz社が開発している、Chroiumベースの国産Webウェブブラウザー「Kinza」の最新版「Kinza 3.2.0」が公開されました。
現時点でWindows版とほぼ同等の機能を実現できるMac版が追加。
OS X Yosemite (10.10)、El Capitan (10.11)対応。
■Kinza 3.2.0 更新内容
- Chromiumのメジャーバージョンアップに対応(50.0.2661.87 → 51.0.2704.84)
- Mac版を追加(thanks だんきゅんさん、じゅんいちさん)
- フルスクリーン時にサイドバーを自動的に非表示にするように仕様を変更(thanks dai0514jpさん、awazaさん)
- スーパードラッグでコロン(:)を含むキーワードの検索ができなかったのを修正(thanks つけものさん)
- RSSリーダーのリンクの不具合を修正(thanks kinza loveさん)
- 縦タブの表示不具合を修正(thanks uriginalさん)

■Webプラグインの利用について
オープンソースの「Chromium」がベースになっており、Google Chrome/Chromiumと同様にKinzaでも、パフォーマンや安定性、セキュリティに問題がある「NPAPI」プラグインのかわりに「PPAPI」プラグイン利用推奨となっています。
※従来NPAPIプラグインはデフォルトでロードされません。
例えば、Flash PlayerにはNPAPI版とPPAPI版の両方が用意されていますので、別途PPAPI版Flash Playerをインストールすることで、Flash動画コンテンツなどが利用可能に。
直接AdobeサイトからFlash Playerダウンロードページ経由でPPAPI版を選択するほか、SafariやFirefox利用のために従来のNPAPI版Flash Playerをインストールしている場合にはシステム環境設定「Flash Player」からインストール状況を確認/インストール(Adobeサイトへ遷移)できます。

最近のWebブラウザー関連の話題としては、WebKitベースの新しいレンダリングエンジンBlinkを採用したWebブラウザー「Vivaldi」(Windows/Mac版、日本語対応)の登場ですか。
こちらもPPAPIプラグイン利用推奨です。
メジャーどころ(Safari/Chrome/Firefox)以外のMac対応ブラウザーが増えて嬉しいですぬ(´ω`)
▼Kinza 開発ブログ – [リリース] Kinza3.2.0を公開しました (2016/06/15)
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WebKit、次期「Safari 10」でFlash PlayerなどレガシープラグインをデフォルトOFFに
- 2016-06-15 (水)
- Mac/PC

オープンソースなWebブラウザーエンジン WebKit Projectでは、同エンジンを採用しているSafari次期版「Safari 10」で、レガシープラグイン (Adobe Flash Player, JavaなどNPAPI使用プラグイン?) をデフォルトOFFにする計画のようです。
※Safari 10は、YosemiteやEl Capitanでも利用できる模様。
Safari 10 will not use legacy plug-ins like Adobe Flash without direct user action. https://t.co/b7pzJFOGRW pic.twitter.com/rUNt2kqeTJ
— WebKit (@webkit) 2016年6月14日
WebKitのアナウンスによると、先日発表されたmacOS Sieraに搭載される次期版「Safari 10」ではデフォルトでユーザーの許可無くレガシープラグインが実行されないようになります。
例えば、HTML5/Flash両方対応しているコンテンツを閲覧する際にはHTML5の機能を使うよう優先し、代替できない場合は確認画面が洗われるようになるそうです。

Google Chromeでも、既に2015年9月にNPAPIプラグインをのサポートを終了している上に、さらに2016年Q4期を目標にHTML5デフォルト化する作業も進んでいる模様。
→Intent to implement: HTML5 by Default / Google Groups
Summary:
Navigator.Plugins() and Navigator.MimeTypes() will only report the presence of Flash Player if the user has indicated that the domain should execute Flash, or if the site is in one of the Top 10 domains using Flash.
Javaも、2017年リリース予定のJava 9からプラグイン非推奨、その後に廃止することになっており、Safari (WebKit) もこの流れにあわせるようですぬ。
→CNET Japan – Javaブラウザプラグイン、「JDK 9」で非推奨に (2015/01/29)
▼Webkit Blog – Next Steps for Legacy Plug-ins (2016/06/14)
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