- 2016-05-30 (月) 18:47
- Mac/PC
トレンドマイクロは5月30日、総合セキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」Windows向け次期ベータ版を公開しました。
ユーザーフィードバックをもとに、日本国内で被害が増加しているランサムウェアの対策と脆弱性対策の強化が行われています。
なお、今回公開されるはWindows向けのみで、Mac向けは含まれていません。
対象OSは、Windows Vista/7/8/8.1/10 (32/64bit)。
アンケートの回答期限は6月20日まで。ベータ版プログラムは7月31日まで使用可能。
■ベータ版の主な新機能
- 挙動監視機能の強化によるランサムウェア対策
現バージョンの「ウイルスバスター クラウド」では、パターンマッチングや、挙動監視、不正なWebサイトへのアクセスを防止する機能によりランサムウェアなどの不正プログラムの侵入や感染を防ぐ他、未知のランサムウェア※がファイルを暗号化する動きを検知して、自動的にファイルを復元することでお客さまの大事なデータを保護する機能を搭載しています。
※全てのランサムウェアに対応するものではありません。本ベータ版では、挙動監視機能を強化し、正規のプログラムに偽装する不正プログラムの挙動を検知する機能を搭載しました。本機能は、昨今日本国内で被害が増加しているランサムウェアの対策に有効です。
- 脆弱性対策
現バージョンの「ウイルスバスター クラウド」では、Webサイトから脆弱性を突いて攻撃する スクリプトをブロックするブラウザガード機能や、スキャン時に脆弱性の修正を促すシステムチュー ナー等により、脆弱性を突いた攻撃への対策を行っています。本ベータ版では、さらにこの機能を強化し、脆弱性を悪用した攻撃が持つ挙動を検知し、ブロックします。
また、Adobe Acrobat Reader、Javaのバージョンをチェックし、適用可能な修正プログラムがある場合、ポップアップで最新版へのアップデートを促す機能を搭載することにより、早期に脆弱性対策を促して脆弱性が悪用されることを防ぎます。

▼トレンドマイクロ – 次期「ウイルスバスター クラウドTM」のベータ版を公開 ~ランサムウェア対策を強化~ (2016/05/30)