- 2016-02-17 (水) 18:02
- 気象/宇宙
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月17日、X線天文衛星「ASTRO-H」と小型副衛星3機を搭載したH-IIAロケット30号機の打上げに成功しました。
17:45に種子島宇宙センターから打上げられ順調に飛行を続けた後、約14分後の17:59頃に分離、予定の軌道に投入成功。
■ASTRO-H
第26号科学衛星「ASTRO-H」は、日本のX線天文学のコミュニティが、米欧の研究者と共に総力をあげて開発を進めている新世代の科学衛星です。
天体からやってくるX線をとらえる2種類計4台のX線望遠鏡と、X線を検出する4種類計6台の検出器を使って観測します。

打上げ後記者会見で、ASTRO-Hを「ひとみ」(Hitomi) と命名したと発表がありました。
なお、「ひとみ」という名称使用については、先行して小型衛星で使用されている東大中須賀研(PRISM Project)から了承を得ているそうです。
あと、画竜点睛も命名由来の一つとのこと。
お、NECさんからもプレスリリースが。
▼JAXA – H-IIAロケット30号機によるX線天文衛星(ASTRO-H)の打上げ結果について (2016/02/17)
▼JAXA – X線天文衛星(ASTRO-H)の太陽電池パドル展開及び衛星の名称について (2016/02/17)
▼NEC – JAXAのX線天文衛星「ひとみ」(ASTRO-H)の打ち上げについて ~ システム開発、製造・試験を担当 ~ (2016/02/17)
▼JAXA – H-IIAロケット30号機によるX線天文衛星(ASTRO-H)の打上げ日時について (2016/02/14)