- 2016-06-14 (火) 8:16
- Apple | iOS/Android | Mac/PC

米Appleは6月13日(現地時間)、開発者向け会議「WWDC 2016」基調講演を行い、最新の「iOS 10」やMac向け「macOS Siera」(名称変更)、Apple Watch向け「watchOS」などを発表しました。それぞれ開発者向けにプレビュー版の提供もスタート。
※基調講演(Keynote)のPodcast配信とYouTube配信が始まりました。
YouTube
– Apple – WWDC 2016 Keynote
Podcast
– Apple Keynotes
– Apple Keynotes (HD)
– Apple Keynotes (1080p) – Apple
■iOS 10 (iPhone/iPad向け)
今回のWWDC基調講演でのメインはやはり、iPhone/iPad向け次期版「iOS 10」で史上最大のアップデート。
「メッセージ」アプリをはじめとする、多数のアプリで大幅な機能拡充が行われています。また、サードパーティへの「Siri」API開放も発表。
iOS 10サポート環境は、iPhone 5以降、iPad AirおよびiPad Pro各モデル、第4世代のiPad、iPad mini 2以降、第6世代のiPod touch。
これで4Sと第3世代iPadがはずれますぬ。
提供スケジュール:
開発プレビュー版 本日06/13〜
一般iOSユーザー向けパブリックベータ版 7月(予定)
正式リリース版 2016年秋(予定)
■macOS Siera (Mac向け)
直前にちょこっとニュースに流れたかと思いますが、iOS/watchOS/tvOSにあわせてMac向けのOS「OS X」名称が「macOS」に変更されることになりました。
新バージョン「macOS Siera (10.12)」のコードネームは、米カルフォルニア州の山脈「Sierra」からの採用。
MacでもSiriが利用できるようになったり、iOS端末のtouch IDを使ったApple Pay認証も。
なお、macOS Sieraのサポート対象は、Late 2009および2010以降モデルにあげられていますので注意。
主な新機能
– SiriがMacにデビュー
– すべてのデバイスでデスクトップと書類を共有
– デバイス間でコピー&ペースト
– ほとんどすべてのアプリケーションにタブ
– Macでピクチャ・イン・ピクチャ
– MacでもApple Payを使ってショッピング
– 写真アプリケーションで思い出を再発見
など
提供スケジュール:
開発プレビュー版 本日06/13〜
一般iOSユーザー向けパブリックベータ版 7月(予定)
正式リリース版 2016年秋(予定)

■watchOS 3 (Apple Watch向け)
次期版 watchOS 3 では、パフォーマンスの大幅向上や、お気に入りアプリをすぐに起動できる機能、新しいDockなどによって操作性を高めます。
また、Apple Watchのためのまったく新しいフィットネスと健康の機能を搭載。
Breatheアプリ: まったく新しいBreatheアプリケーションでは、一日の中で、深呼吸をする短時間のセッションを行うようユーザーにすすめます。美しく、心が安らぐようなビジュアルと触覚による合図が、深く大きく息をする、1~5分の深呼吸のセッションを行うようユーザーを導き、完了すると、心拍数の概要が表示されます。
提供スケジュール:
開発プレビュー版 本日06/13〜
正式リリース版 2016年秋(予定)
このほか、Siriのパワフルな新機能やシングルサインオンなど、ユーザのための優れたApple TV向け新機能、および、だれでも楽しく簡単にプログラムの記述方法を学べる、iPad向けアプリ「Swift Playgrounds (スウィフト・プレイグラウンド) を発表。
▼アップル – Apple、iOSとして史上最大のリリースとなるiOS 10をプレビュー
▼アップル – Apple、メジャーアップデートとなるmacOS Sierraをプレビュー
▼アップル – Apple、watchOS 3をプレビューより速く、よりシンプルに、そして画期的なヘルスケア機能を搭載
▼アップル – Siriのパワフルな新機能とシングルサインオンがApple TVに
▼アップル – Swift Playgroundsアプリケーションで、プログラミングを簡単に楽しく学習