- 2014-06-19 (木) 20:21
- iOS/Android | デザイン/アート
米Adobe Systemsは6月18日(現地時間)、Adobe Creative Cloudと連携するモバイルアプリ2種と、ハードウェア「Adobe Ink & Slide」(デジタルペンとデジタル定規)を発表しました。ハードウェアは、北米限定で同日より$199.99で発売。
なお、日本国内での販売は2014年末予定とのことです。
追記:日本国内でも10月17日より提供開始の予定とのこと。
→Adobe Japan Corporate Communications Blog: Adobe Creative Cloudと連携する全く新しいデジタルペンと定規、Adobe Ink & Slideを日本でも販売開始 (2014/10/07)
今回発売されたAdobeのデジタルペン&定規ハードウェア「Adobe Ink & Slide」は、昨年5月に「Project Mighty & Napoleon」として発表したものの製品版です。
クリエイティブハードウェア:
- Adobe Ink: 液圧成型された美しい三面構造のiOS7を搭載したiPad用アルミスタイラスペンです。コントロールされ、表現力に優れた描画を可能にし、Creative Cloudに接続することで、お気に入りの画像、写真、Adobe Kulerカラーテーマなどのクリエイティブアセットにペン操作でアクセスできます。Adonit社のPixelpointテクノロジーを利用して製造された微細な先端を持つ感圧ペンは、軽量で、快適な握りやすさを考慮した形状となっています。
- Adobe Slide: 新たなカテゴリを形成するiOS 7を搭載したiPad向けデジタル定規(Inkのコンパニオン製品)です。コンピューターグラフィックスやデスクトップパブリッシング登場以前に使用されていた伝統的ツールに現代的な手法を取り入れたSlideを利用することで、iPad上で直線、完全な円、バランスのとれた形状による精密なスケッチを行うことができます。
モバイルアプリ「Adobe Sketch」と「Adobe Line」は、iPad上での次世代スケッチと精密描画を可能にし、どちらも新しいハードウェアをサポートするように最適化されています。
- Adobe Sketch: フリーフォーム描画用のソーシャルスケッチングiPadアプリです。Sketchを利用することで、デザイナーは接続済みのクリエイティブプロセスを利用できるようになり、発想、スケッチ、コミュニティを1カ所にまとめることができます。利用可能な基本描画ツールには、グラファイト鉛筆、インクペン、2種類のブレンドマーカー(先端がブラシとチゼル)、消しゴムなどがあります。作業中に、クリエイティブコミュニティからライブでフィードバックを受けることもできます。
- Adobe Line: 世界初の精密描画および製図用iPadアプリです。製図板をiPad上に再現したかのようなこのアプリケーションは、Adobe LineとAdobe Inkと組み合わせる事により、正確な直線、雲形定規による滑らかな曲線を、設定したパースペクティブに合わせて正確に描画する事ができます。豊富なスタンプ機能で、手早く、効率よく作品を作る事ができます。LineとSlideを組み合わせれば、モバイル用に作り変えられたルーラー、T定規、形状テンプレートなどの従来型の描画ツールが利用できます。またクリエーターはアセットやAdobe Kulerのカラーテーマにアクセスすることができ、作品を共有することもできます。
Broadcast live streaming video on Ustream
▼Adobe Sketch
▼Adobe Line
▼Adobe – アドビ、モバイルデバイスでのクリエイティビティを実現するCreative Cloud連携アプリとハードウェアを発表