- 2010年12月17日 15:42
- Design & Art | iPhone

株式会社CROSS BORDERSは、旧肥後熊本藩主・細川家伝来の文化財を所蔵・展示する公益財団法人永青文庫 (永青文庫美術館) と共同で、iPad向けに収蔵品コレクションアプリ「細川家の名宝 The Hosokawa Family Eisei Bunko Collection」を開発し、パイロット版となる「細川家の名宝 創刊ゼロ号 パイロット版」v1.01(1,200円)をApp Storeで配信開始しました。
永青文庫は、旧肥後熊本藩主・細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理保存・研究し、永青文庫美術館にて一般公開しています。
永青文庫が所蔵する陶器、古書画など、約6,000点の美術工芸品 (うち国宝8点、重要文化財31点) の中から、歴史的・美術的価値の高い品を、デジタル映像や解説を交えて紹介する定期刊行型アプリ「細川家の名宝 The Hosokawa Family Eisei Bunko Collection」を3ヵ月に1回程度刊行。創刊1号は2011年春予定。さらに今後は、英語版/フランス語版の刊行や、iPhoneを含めたスマートフォン向けの開発も予定しているとのことです。
創刊ゼロ号となるパイロット版では、代表的作品12点(うち国宝2点、重要文化財1点、重要美術品2点)を収録。20mもある絵巻物をエンドレスでスクロールしたり、絵画や書画を拡大して筆致を楽しんだり、触れることのできなかった貴重な陶芸品をあたかも手に持っているかのように回転させて360度観察したりと、書籍にはできないiPadアプリならではの美術鑑賞が可能です。
これくらいチカラ入った美術カタログ (コレクション) アプリなら、4桁でも惜しくありません(*´ω`*)。


作品紹介
- 【黒楽茶碗銘おとごぜ】安土桃山時代(16世紀) ※重要美術品
- 【黄天目 珠光天目】中国南宋~元時代(13~14世紀)
時価数億円とも評される秀作を、全方位からの1,000枚近い写真の合成により、360度手に取るように、回転させて見ることができます。 - 【長谷雄草紙】鎌倉時代 ※重要文化財
- 【秋夜長物語絵巻】室町時代
20mの絵巻を原寸大で収録。スクロールや拡大して、まるで室町時代の巻物を手にしているように、隅々まで見ることができます。あらすじと解説をスクリーンで紹介するほか、巻物について、発見、質問、感想をTwitterに投稿して、コミュニティで共有することもできます。 - 【白隠 達磨図】江戸時代(17世紀)
臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧、白隠慧鶴による墨画。「達磨図」とともに、陶芸を手がける細川護熙が2010年に海外向けのポスターとして制作した油絵「達磨図」も紹介。また、本アプリでは、それぞれの「達磨図」を横にスクリーン上で模写を楽しめるよう、筆の太さや色彩を選びながら指で自由に絵を描けるページや、更にその作品をTwitterに投稿できる機能も搭載しました。 - 【能面 平太 / 翁(白武尉)/ 般若】 ※般若は重要文化財
江戸時代前期(17世紀) / 室町時代(15世紀) / 室町時代(16世紀)それぞれの能面を解説。原寸近くまで拡大できるので、作品の迫力や細部の様子まで鑑賞するという、本アプリならではの楽しみ方ができます。平太のページでは、この面をつけて舞った貴重な能舞台のムービーも収録しています。 - 【時雨螺鈿鞍】鎌倉時代(13世紀) ※国宝
螺鈿とは貝殻を切って漆で貼る技法で、日本の鞍の最高傑作といわれる国宝「時雨螺鈿鞍」は、慈円の和歌の文字が描かれています。本アプリでは、文様に隠された文字を、拡大図とともに解説します。(国宝に指定されている鞍は全部で4点あり、そのうち2点が永青文庫の所蔵) - 【刀 金象嵌銘光忠光徳(花押) 】鎌倉時代(13世紀) ※国宝
当時17歳だった16代細川護立氏の目に留まり入手された作品で、入手のエピソードなど、細川護煕氏による裏話も掲載しています。 - 【源氏物語図扇面貼交屏風】室町時代
- 【一の谷・屋島合戦図屏風】江戸時代前期
それぞれの作品の全体図のほか、見どころの拡大図により、精緻に描かれた戦闘シーンや、きらびやかな金箔とカラフルな絵画など、細部まで鑑賞できます。
今年は永青文庫コレクション展絡みでこの企画がありましたね(*'-')。
→へうげもの official blog: vol.752. 「細川家展」応援特別企画・HERO-ES(細川護熙×山田芳裕) アイムソーリー対談 完全版

